札幌市は27日、強靱(きょうじん)化計画の改定素案を明らかにした。新たに北海道胆振東部地震の経験や持続可能な開発目標の視点を取り入れる。重点方針に①大規模停電対策②建築物・インフラ・大規模造成地対策③市民、観光客に安全・安心を提供する環境づくり―を掲げ、ソフト、ハード両面で取り組みを強化する。有識者の意見などを反映し、12月の成案化を目指す。
秋元克広札幌市長は23日の定例記者会見で、ヒグマの市街地出没が多発していることを受け、専門家を交えた対策委員会を設置する考えを示した。市街地に近づけない方策として、侵入防止用の電気柵の設置拡大や緩衝帯の範囲拡張を検討する。
札幌市保健福祉局は、2020年度整備分の特別養護老人ホームと介護老人保健施設について、整備事業者の応募状況を公表した。特養は創設が西区で80人分、増床が手稲区で2人分、老健は豊平区で創設80人分という状況。それぞれ1者が応募している。
不動産管理などの彦蔵(札幌市清田区平岡1条5丁目1の20、彦素幸夫社長)は、サンドラッグ平岡3条店など3棟の商業施設新築を主体、設備一括で田畑建設に依頼し、着工した。完成はサンドラッグが12月20日、ほか2店が11月下旬を予定している。
札幌市は、北海道胆振東部地震の影響で地滑りが発生した清田区の里塚霊園で、地盤の安定化に向けた対策に乗り出す方針だ。隣接する住宅地では建物が傾くなどの被害が発生しているため、住宅地と接する緑地帯に押さえ盛り土を施すことを検討している。地域住民の同意を得て、年内の着工を目指す。