札幌市は、国などに対する2020年度予算の重点要望案を明らかにした。新規項目として地震被害からの復旧と防災対策の推進、介護基盤の充実に対する支援を盛り込んだ。国家予算に対する提案(白本提案)の素案では、新たに下水道施設の浸水対策など国土強靱(きょうじん)化に関する事業費の財源確保を求める。
JR北海道は12日、日本ハムファイターズのボールパーク(BP)開設に合わせて北広島駅を改修すると発表した。混雑緩和策として札幌方面に向かうホームの88m延伸などを実施。費用は約9億円でJRが全額負担する。供用開始は2023年2月を予定。北広島市などと協議している新駅建設については、関係機関に案を提示するために候補地の調査を始めるとした。
札幌市は、大倉山ジャンプ競技場で、観客席新設に向けた検討に入る。数百人規模の観戦客を収容する想定で、競技を快適に観覧できる環境を整備する考え。第2回定例市議会に提出する補正予算案の可決後に検討業務を発注し、年度内に結論を出す。2020年度に整備する計画だ。
札幌市は肉付けの一般会計補正予算案に、スノーリゾート基礎調査費800万円を計上した。都市型スノーリゾートの実現可能性や、新幹線延伸を見据え、他市町村との連携による世界的ブランドの確立を目指し、関係者の意見収集や先進事例、外国人観光客のニーズ・動向調査を進める。予算が可決すれば、7月にも調査を公募型プロポーザルで外部委託する。