高級家具メーカーのカンディハウス(本社・旭川)は、地元の素材と技術を生かした製品作りという創業の原点に立ち返り、道産材活用比率を半分以上に引き上げる。3月に社長に就いた染谷哲義氏(56)は、コロナ禍でのインテリア需要の高まりに「大量消費・大量購入ではなく、良いモノを長く使う時代」と説く。100年後も残る持続可能な家具作りや新たなブランド戦略への考えを聞いた。

　開業まで2年を切った北海道ボールパークＦビレッジ（ＢＰ）。北海道日本ハムファイターズの新球場を軸に多様な施設が並ぶ。事業当初から携わるファイターズスポーツ＆エンターテイメント（ＦＳＥ）の前沢賢氏は「ＢＰが完成することはない」と語る。開発に込めるこだわりを聞いた。

　札幌市内の再開発が、ＪＲ札幌駅前周辺などの都心部だけでなく地下鉄南北線真駒内駅前といった郊外にも広がっている。首都圏などで数多くの市街地再開発に関わっている独立行政法人都市再生機構(ＵＲ都市機構)北海道まちづくり支援事務所の門田高朋所長に都市再生の在り方などを聞いた。

　新型コロナウイルスの感染拡大で発生したウッドショックは、道産材普及拡大のきっかけになり得るか。自然資源経営を研究し、道内林業に詳しい東京農大の黒滝秀久教授に現状と対策を聞いた。

　札幌市内で築40年を迎える分譲マンションが増加傾向にある。大規模修繕するケースが多い中、建て替えにも目が向き、市への相談が増えている。北海道まちづくり協議会の常務理事で、マンション建て替え支援研究会の座長も務める武井秀爾氏に再生事業の現状を聞いた。