鉄道・運輸機構北海道新幹線建設局は8日、低入札のため保留としていた北海道新幹線札樽トンネル札幌工区の落札者を大林組・東亜建設工業・大本組・みらい建設工業・丸彦渡辺建設共同体に決めた。落札額は497億円(税抜き)だった。
小樽建管は11日、9月13日に開札した泊共和線茅沼2号トンネル新設の総合評価結果詳細を公表した。応札した11者の中で技術加算点が54・833点と最も高かった伊藤組土建・草別組・協成建設工業共同体が、税抜き29億3052万円で落札した。応札額は10番札だった。
小樽市は、建設後40年以上が経過している常盤と松倉の両導水トンネルで老朽化対策を検討している。日水コンで劣化診断を進めており、2019年2月中旬に出る調査結果を踏まえ、対策工法や建設費、施工時期を固める。長寿命化修繕を基本に、トンネル躯体の補強や、トンネル内への導水管布設などの対策を想定している。