千歳市は、Rapidus(ラピダス、本社・東京)の半導体工場新築に伴う土地造成の測量や実施設計などに1億3935万3000円を充てる。2023年度一般会計補正予算案として27日の第1回市議会定例会最終日に追加提案する。建設地の千歳美々ワールドのうち、未整備となっているA、B、C、Gブロックが対象。第2期整備と位置付ける。
千歳市の山口幸太郎市長は、Rapidus(ラピダス、本社・東京)の最先端半導体工場新設に伴い、庁内の組織体制を強化する考えを示した。建築工事やインフラ整備の協議・支援に積極的に取り組むとした上で、「支援体制を構築し、横断的に情報を共有。円滑な事業推進へ全庁挙げて取り組む」と述べた。関連企業誘致も進め、地域の活性化を図る。
世界的な半導体製造大手、TSMC(本社・台湾)の子会社JASMの工場建設が進む熊本県。Rapidus(ラピダス、同・東京)が北海道での半導体工場開設構想を表明したことで、先行地域として本道経済界から注目されている。Uターン・Iターン人材紹介サービス「リージョナルキャリア熊本」を通じてJASMの採用にも関わるパーソナル・マネジメント(同・熊本)の桝永健夫社長に、地域の変化を聞いた。
次世代半導体の国産化を目指す新会社Rapidus(ラピダス、本社・東京)の小池淳義社長は2月28日、新工場を千歳市に建設する考えを正式表明した。来道した小池社長は建設地を千歳市内にある工業団地「千歳美々ワールド」で検討していると明かし、早ければ2023年度の着工を目指す。新工場建設には5兆円規模を投じると説明した。