日高管内7町長は26日、新ひだか町公民館で臨時町長会議を開き、自然災害で4年以上不通が続くJR日高線鵡川―様似間に関し協議した。3案を2案に絞る議論が平行線をたどっていたが、今会合では、3案を維持しつつ各町が個別にJR北海道と協議して鉄道維持とバス転換をそれぞれ選ぶ場合の利点・欠点を確認することで合意。各町が方向性を選び、2019年度にも7町長で結論を出すこととした。
日高管内7町長は28日、2015年から災害で不通が続くJR日高線鵡川―様似間に関し協議する臨時町長会議を、新ひだか町公民館で開いた。道の担当者が同席し、JR北海道側の動きとして、鵡川―様似間をバス転換する場合はJRが護岸修繕を検討すると報告。事業費は40億円としている。
JR北海道の島田修社長は、17日の定例会見で中期経営計画をはじめ、維持困難とする8線区のアクションプラン、2030年度末の北海道新幹線札幌開業後を見越した長期経営ビジョンを3月末までに策定すると説明した。経営改善に当たっては非鉄道比率の拡大に向け、JR札幌駅前を含めた再開発事業に参入し、新たなビジネスの展開を模索する構えだ。