JR北海道は11月、北海道新幹線の倶知安町内高架化に伴う倶知安駅の線路移設、ホーム整備に着工する。隣接する旭ケ丘公園敷地の一部を町から買い取り、現状よりも西側に移す。
北斗市の池田達雄市長は20日の定例会見で、北海道新幹線延伸に伴って八雲町内のトンネル掘削で発生する要対策土の受け入れについて、「現時点の方向性は未定」と述べた。受け入れに関し協議を求めている鉄道建設・運輸施設整備支援機構から成分などに関する説明がないためで、「この状況では前には進めない」と強調した。
依田淳一北海道新幹線建設局長が26日、札幌市内で新函館北斗―札幌間の建設状況について説明し、総量の51%にとどまっているトンネル発生土の受け入れ先確保を課題に上げた。一部で掘削工事が受け入れ先確保待ちの状況にあると指摘。関係者に受け入れ地の確保や情報提供で協力を要請した。
月形町は、JR札沼線廃止に伴い計画しているバスターミナルを中心とした地域拠点施設整備などの基本構想をまとめた。建設地にはJR石狩月形駅周辺エリア、交流センター周辺エリア、月形小グラウンドという3つの候補地を選定。交通機能に加え、集会施設や商業スペースといった交流機能を持たせることを想定している。観光拠点である皆楽公園エリアの再整備も構想しており、エリアを6つにゾーニングし、温泉や宿泊施設の改修なども含め整備方針を検討していく考えだ。