釧路川河口、釧路港を遊覧する夕日観光クルーズ船「シークレイン」が、大型連休初日の29日に今シーズンの運航を始める。運営するのは、飲食店や貸しオフィス、イベントホール運営など幅広い事業を手掛けるアイコム(本社・釧路市)だ。クルーズ船に自らガイドとして乗り込む佐久間陽介社長(42)に事業と会社の針路を尋ねた。

　耐寒、防刃など高機能を売りとする手袋の「ＡＯＩ　ＷＯＲＫＳ」ブランドを手掛ける青井商店(本社・旭川)は、軍手販売をルーツとし、作業衣料の専門卸にして独自商品を企画するものづくり企業だ。1日付で5代目トップに就任した青井貴史社長(45)に経営の考え方を聞いた。

　居酒屋「串鳥」を展開する札幌開発(本社・札幌)は、焼き鳥の持ち帰りを強化する方針だ。持ち帰り専門店の開設に続き、4月にはキッチンカーでの出店も予定する。コロナ禍で減収の歯止めがかからない状況が続く飲食業界で、どう現状を打開するのか忠沢一弘社長(60)に展望を聞いた。

　札幌を中心に不動産売買、賃貸仲介事業などを手掛ける札幌宅商(本社・札幌)は、1月に新社長となった船越弥一郎氏(45)の下、新たな体制でスタートした。コロナ禍や土地不足など不動産市況が変化する中、地域に根差した強みを生かしてどのように経営を展開するのか、船越社長に考えを聞いた。

　北海道は陸上風力発電の導入ポテンシャルが全国で55％を占める。脱炭素の実現には洋上風力だけでなく、陸上風力の道内拡大が欠かせない。特定非営利活動法人北海道グリーンファンド(本部・札幌)は2030年までに、道内中心に累計30万kWの陸上風力を置く考えだ。市民出資による陸上風力を手掛けてきた鈴木亨理事長(64)に、技術開発などを踏まえて一層の普及が期待される再生可能エネルギーの動向を聞いた。