釧路市と釧路公立大地域経済研究センターは、まちなかに整備した中央図書館[MAP↗]利用者による経済波及効果が2億3660万円に上るとの調査結果をまとめた。利用者は旧図書館時代の2・4倍に増えたが図書館周辺での効果額は1億632万円にとどまり、これを高めるには回遊性や自給率の向上が重要と分析している。
3月の道内ガソリン価格は、石油元売りによる特約・販売店向け卸価格の大幅値下がりを受けて、中旬から急落した。新型コロナウイルスの影響が刻々と広がる中、世界経済の後退懸念から原油相場が急落したためだ。札幌市内は1㍑当たり120円台前半が中心。激戦区の函館や旭川では110円台の安値も散見される。軽油は2017年11月以来の110円台乗せ。灯油はシーズン終盤で軟化傾向が強まり、全道平均の配達価格は88・9円と前週より7円ほど下落した。
新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、世界経済や金融に動揺が広がっている。現時点で安定資産の不動産や地価への影響は不透明だが、訪日外国人観光の減退などが長期化すれば堅調なホテル建設投資の停滞を招く可能性があり、関係者は動向を注視している。