「5年もあれば、どこに転勤しても恥ずかしくないやつにしてやる」
入社当初、直属の上司である桜場尚人日胆ブロック工場長にそう言われた。それから5年。「チャンスがあれば本州の新規店などへ異動し、新たなチャレンジをさせてあげたい」(桜場工場長)と太鼓判を押す。
物事を、心の中、つまり脳の中にとどめておくことを記憶といいます。つまり「覚えている」ことです。記憶は脳内にとどまっている時間によって、感覚記憶、短期記憶、中期記憶、長期記憶と分類されます。感覚記憶は様々な情報が目、耳、味覚、嗅覚などの感覚器官を経て脳に届けられて0・1秒から0・5秒のほんの短い期間とどまる記憶です。感覚器官から入力されたすべての情報は一旦、ほんのわずかな期間ですが、脳内にとどまり、そこから必要な情報だけ残り続け短期記憶となります。それ以外の感覚記憶は消失します。
札幌市北区屯田に本社を構える土木工事会社の北創。2006年の合併を境に一時は厳しい経営を強いられたが、現在は頭角を現した若手社員とベテラン社員が融合し、昨年、7年ぶりに札幌市下水道河川局の工事安全管理優秀業者に選ばれた。その原動力の一つが「100回帳」と呼ぶスタンプカード。日常の業務姿勢や社員間の思いやりを促す仕掛けとなっている。全員がベクトルを一つに合わせることで、前進し続ける。
内装仕上げ工事を手掛ける八代(本社・札幌)に入社して8年目。マンションや病院、ホテルといった現場で日々汗を流す。「建物ができたときにやりがいを感じる」と話す。