後遺症とは、ある病気が起こり、その病気の原因とそれによる症状は治まったあとに、体の働きに支障がある症状が残っていることを指します。病気は必ず体の一部が壊れるような反応が起こっています。いわば、外から見えないけれども傷を負った状態といえます。病気が治るということは、この傷が癒えていくことを意味します。しかし、傷が完全に治らず、傷がいつまでも残る場合があります。さらに傷が治っても、傷跡が残って、何かの拍子にそこが痛んだりすることもあります。後遺症は治りきらない傷や傷跡によっておこる障害といえます。
新型コロナウイルスはたびたび、集団感染、すなわちクラスターを引き起こします。春までは接待を伴う飲食店、病院、高齢者施設でのクラスターの発生が目立っていました。そこで、飲食店への営業時間短縮や休業要請を行い、飲食店での発生は少なくなりました。さらに、医療従事者と高齢者へのワクチン接種により、病院や高齢者施設での発生はほとんどなくなりました。しかし、学校、そして会社、事業所での発生が目立ってきました。やはり、ワクチン接種が現役世代や若年者に行き渡っていないからなのでしょう。
日本人の3人に1人は高血圧症だと推計されています。そして実際に病院に通って治療を受けている人は2400万人いるという報告があります。高血圧症は、ごくありふれた病気といえます。高血圧の治療に使われる薬を降圧薬と呼びます。血圧を下げる作用があるので、降圧というわけです。
コロナ禍による新しい働き方が広まり、さまざまな仕事がリモート化し、ウェブ化しています。私の本業はもともと、パソコンのディスプレーをにらめっこしていることが多い仕事です。論文の検索、執筆はもちろんパソコンなしにはできません。実験も装置のコントロールや、データの取得、分析をパソコン上で行います。研究発表や講義などのプレゼンテーションもパワーポイントなどを使うのが普通です。パソコンを使わないのは、大学運営の会議や、学会での研究仲間とのディスカッションの時でした。
最近、街の喫煙ブースが閉鎖されているのをよく見かけます。コロナ禍での喫煙ブースの使用は非常に危険だと、かねて危惧していましたので、やむを得ないと考えています。あらためて、その危険度について考えてみましょう。