コロナウイルス感染拡大第6波のピークは過ぎましたが、減少の足取りは遅く、市中感染により多くの感染者が報告されています。これに対抗するためには、マスク、手洗い、換気などの感染対策を継続する必要がありますが、それと同時に、ワクチン接種を進めることが重要です。
最新の医学によると、がん細胞は常に体内で生じていると考えています。がん細胞とは、突然変異が起こって周りと協調せずに、得手勝手にどんどん増殖してしまう細胞のことです。がん細胞は常に生じているのに、そう簡単には「がん」にはなりません。それは、免疫細胞が、生じたがん細胞をすぐに見つけ出して、退治してしまうからだと考えられます。
血圧とは全身に張り巡らされた血管の隅々まで、血液を送り込むために必要な圧力のことです。この圧力は心臓の収縮によって生じ、動脈を通じて全身の血管に伝わるので、動脈内の圧力を測って、血圧としています。心臓が停止したり、動脈が急激に開いたりしてしまうと、血圧が急激に低下して、血液が流れなくなり、危篤状態となります。血圧は一定の値を維持していることが重要となります。
新型コロナウイルス感染症はかぜの一種であるので、恐れる必要はないと考える人がいます。特にオミクロン株は軽症が多いから、かぜのようなものだという人もいます。ちょっと待ってください。こういう人たちは、そもそもかぜがどんなものであるのか、知っているのでしょうか?
病気、けがの程度を表す言葉に、軽症、中等症、重症という言葉があります。では具体的に重症というのは何だろうということになります。かつては3週間以上の入院加療が必要な状態とされていました。しかし、慢性に進む生活習慣病など入院が長期になっても、必ずしも「重い」とは感じられない状態も多く、重症の定義は変更されました。すなわち、その症状状態が生命の危機となる可能性があると判断されたものを重症とするということです。したがって、入院の期間は関係ありません。中等症は生命の危機はないが入院を要するものとされます。