ファッションビルを運営する4丁目プラザ(本社・札幌)は、同社ビルの耐震性能不足への対応策として現地改築を検討している。単独建て替えのほか、近隣施設と連携した一体開発も視野に入れているという。ビル敷地だけでも複数の地権者が絡むことから、長期の調整が必要になるもようだ。
2018年の完成を目指し札幌市中央区の北1西1地区で建設が進む再開発ビル「さっぽろ創世スクエア」。このほど、低層棟の札幌文化芸術劇場で、目玉工事の一つであるホール大空間を支える大型屋根トラスのリフトアップ作業が行われた。
札幌市中央区の狸小路商店街と札幌駅前通の交差部で第1種市街地再開発事業を計画する南2西3南西地区市街地再開発準備組合(河関憲幸理事長)は、札幌市に組合設立認可申請書を提出した。再開発ビルは28階建て延べ約4万3000m²の規模を想定。11月中旬にも認可される見通しで、同月中にも本組合を設立し、実施設計に着手する。施工者の選定方法は競争入札を基本とするが、現段階では選定時期を含めて未定。2016年度に権利変換計画認可を経て既存施設の解体除却に取り掛かり、17年度の本体着工を目指す。総事業費は約240億円。