道経済部がまとめた2021年度就業環境実態調査によると、建設業の1週間の平均所定労働時間は40時間27分と業種別で最長だった。週休2日制を実施する事業所は約74%で、運輸・郵便業と製造業に次いで3番目に低いが、年末年始など3日以上の連続休暇は92%と2番目に高かった。育児や介護に伴う休業制度は半数以上で整い、家庭と仕事の両立支援を進めるが、利用率は低い。こうした状況も背景にあって働き方改革の意識は高く、実施と検討中を合わせて約63%と全体平均を上回った。
小樽建管は泊共和線新設で、2022年度施工分の工事5件を近く公告する。一般土木4件は簡易型総合評価・施工実績審査型、電気1件は制限付き一般競争でそれぞれ入札する予定。概算工事費の合計は9億6000万円となっている。
道経済部は、道発注工事の2021年労災発生状況をまとめた。死亡災害4人、休業災害49人の計53人で、14年以来7年ぶりに50人以上となった。前年比では7人増加している。
釧路建管は、クチョロ原野塘路線災害復旧で架け換える二本松橋の上部架設を近く制限付き一般競争の簡易型総合評価方式で公告し、3月中旬に入札する見通しだ。概算工事費は2億4000万円。2022年度の供用開始を目指す。
網走建管は斜里川広域河川改修について、2022年度に掘削1770m、築堤3270m、樋門2基、調査設計などを要望している。22年度以降の残事業費に26億7200万円を見込む。進捗率は約84.4%となっている。