札幌建管は、2021年11月11日未明に発生した陥没から通行止めとなっている三笠市本町の道道岩見沢桂沢線について、2月中旬に開通できる見込みとした。資材の手配が整い仮橋の施工が円滑に進んでいるため、当初年度内としていた解除時期を早めた形だ。
道建設部は、2021―25年度を期間とする次期北海道無電柱化推進計画案をまとめた。道道における25年度末の無電柱化率について3つの目的別に目標を設定しており、防災の目的ではDID(人口集中地区)内の緊急輸送道路を現在の2.1%から5.3%へと向上させる。計画期間内の整備予定箇所は深川雨竜線(深川市4条2)や倶知安ニセコ線(倶知安町南4条1)など23カ所で、整備延長は約32㌔となっている。
道建設部は、ペーパン川で構想している治水ダム建設について、2022年度からの実施計画調査着手を目指している。治水安全度のさらなる向上を図るため、洪水調節施設を設ける。5カ年程度で調査を進め、最も有力な案としている治水ダムが妥当であるかを判断する。総事業費は270億円を見込み、うち調査事業費は15億円、治水ダムの本工事費は183億円を試算。妥当性が確認された場合はあらためて大規模公共事業事前評価を受け、建設段階に進む見通しだ。