道の2019年度組織機構の改正案で、建設部関係の主な変更内容が分かった。各事業や災害復旧に対応するための増員、あるいは事業完了などで暫定配置を解消するもの。建管別では札幌が3人増、室蘭が19人増、旭川が2人増、帯広が24人減、網走が1人減となる。建管出張所などの土木技術職員の集約化・再配置は札幌、函館、留萌の3建管が対象となる。
室蘭開建と胆振総合局は昨年の北海道胆振東部地震で被災した農業関連施設の復旧工事発注を本格化させる。開建は国営かん排勇払東部地区で整備していた厚幌導水路などの復旧工事を、10日から順次公告するほか、胆振総合局も近く農地・施設復旧を数件公告するもようだ。
旭川建管は、7月豪雨で被災した天人峡美瑛線を改良復旧する災害関連事業に4月に着工する方針だ。場所打ち擁壁136mとコンクリートブロック1118mを整備し、忠別川増水時の岩石等を含む流水に耐える構造へ改良する計画。原形復旧費と改良費を合わせた工事費は2億6300万円程度で、2020年度の完成を目指す。これに交付金事業を加え、復旧箇所前後の改良も一体的に進める。