道建設部建築局は、江別市の道営住宅大麻宮町団地建て替えA棟新築主体を、2019年1月11日付で一般競争公告する。2工区に分け、それぞれ総合評価方式を採用し、2月26日の開札を予定している。電気と管は1月18日、建具は1月29日に公告する見通し。全体工事費に7億5000万円を試算している。
道建設部は、北海道胆振東部地震の災害復旧工事の発注について、室蘭建管での入札不調・不落対策として災害復旧工事特例共同企業体(復旧JV)を活用する見通しだ。近く、運用基準を示す予定。また、人手不足対策として交通誘導員の確保では、年明け1月以降に関係機関の参画による「仮称・北海道交通誘導員対策協議会」を設置し、効率的な取り組みが図られるよう情報共有を進めていく。
道建設部建築局は、21日付で旭川市の道営住宅であえーる宮下東団地B棟新築、28日付で岩見沢市の道営住宅仮称・岩見沢中央団地A棟新築の主体を公告する。宮下東団地は3工区、岩見沢中央団地は2工区に分け、いずれも総合評価方式を採用。宮下東団地の開札は2月5日、工期は20カ月となる見込みで、岩見沢中央団地は2月13日に開札し、工期には12カ月を設定する。
高橋はるみ知事は、北海道胆振東部地震からの一日も早い復旧・復興を図るため、年内に今後の復旧・復興の基本的な考え方と取り組み方向をまとめた上で、被災市町村と共に進める道としての対策を検討し、2018年度中に具体的な施策などを盛り込んだ「復旧・復興方針」を策定するとした。厳しい経営状況に置かれているJR北海道に対しては、利用促進につながる支援を緊急的、臨時的に実施していく考えを示した。
道は26日、カジノを中核とする統合型リゾート(IR)について「誘致する場合、苫小牧市を優先候補地とすることが妥当」という見解を示した。有識者懇談会での意見などを踏まえて判断したもの。「IRに関する基本的な考え方(たたき台)」として取りまとめ、道議会の食と観光対策特別委員会に説明した。IR誘致の是非についての判断時期は明言しなかった。道内では苫小牧市のほか、釧路市と留寿都村が誘致を表明しているが、アクセス性や経済効果の面からも苫小牧市が有利とされていた。