2023年05月05日 08時00分

札幌市清田区にあるUNILEAD(ユニリード)は全国でも珍しい、モンゴル人経営の建設会社だ。創業者はウランバートル出身の32歳男性。現場の中核となる社員は20―30代のモンゴル人で、全員が施工管理など何らかの資格を持つ。外国人は長い間、足りない労働力を埋めるための補助的な存在と見られてきたが、同社は本道建設業の確たる事業主体として受注を伸ばそうとしている。
2023年03月12日 08時00分

超難関の試験を突破―。管野組(本社・遠軽)のベトナム人技能実習生グエン・ヴァン・フンさん(31)がこのほど、建築大工随時2級に合格した。同社によると、道内で初めての合格だという。フンさんは「仕事の合間を縫って勉強を重ねた。実技試験が難しかったが、合格できて、とてもうれしい」と満面の笑みを浮かべる。ベトナム人エンジニアのホアン・テイ・タイン・ハーさんも2級土木施工管理技士の試験に合格。同社は1月にベトナム人エンジニアが新たに3人入社し、将来的にはベトナムに支店を構えることを構想している。
2022年12月21日 08時00分

技能実習や特定技能の外国人が再び増え始めた。法務省が9日公表した2022年6月末現在の在留外国人統計によると、どちらかの在留資格を持つ外国人は道内に1万4660人と過去最多を記録した。日本政府が新型コロナウイルス対策の入国制限を春に緩和したことで人の往来が回復。本道経済界で、外国人の存在感がまた大きくなりそうだ。
2022年07月24日 10時00分

音更町内で外国人向けの日本語教育を展開する杉山プロデュースは、簡単な日本語で型枠施工を学べるテキストを発刊した。外国人技能実習生向けで技能検定の試験対策に活用可能。杉山絵理代表が中心となり制作し、作業内容を日本語で理解する重要性をアピールする。現場での言葉の壁をなくし、安全作業実現にも一役買っている。
2022年07月21日 16時07分
日高管内の建設業者が中心となって設立した日高国際事業協同組合(本部・様似)は、10月から外国人技能実習生の受け入れを予定している。技能実習生のサポートや受け入れ先での実習を確認する監理団体。1次産業を含め、幅広い産業での受け入れを想定している。