網走開建が所管する直轄農業農村整備の2023年度以降残事業費は406億3400万円となる見通しだ。22年度に八十士地区が完了すれば7地区となる。斜里飽寒別地区が最多の128億5000万円、北見二期地区が87億3300万円と続く。
後志総合局農村振興課は、畑地帯総合整備中山間地域型赤井川地区の2023年度着工を計画している。早ければ5月ごろに初弾工を発注し、畑地や水田の区画整理、畑かん施設の調査設計に取り組む考え。27年度の事業完了を目指し、総事業費9億円を試算している。
留萌振興局農村振興課は、羽幌町で整備している経営体二股第2南地区の2023年度以降残事業費として区画整理や用水路改修などに25億8960万円を試算している。ほ場の大区画化を通じ作業効率の向上を図る。27年度の事業完了を目指す。
網走開建は、紅葉川幹線排水路を対象に訓子府地域の整備構想を策定する。流下断面の拡大を想定。近年の豪雨に対して不足した排水能力を確保する。年度内に現況を精査し、整備手法や施工箇所などを整理して整備構想をまとめ、早期の事業化に備える。
空知総合局産業振興部は、滝川市で区画整理を進めている経営体西南中央2地区の2023年度以降残事業費に15億6334万円を見込む。残事業量は区画整理67.3haとなっている。