室蘭、帯広両開建は16日、雪崩と土砂流出の発生で通行止めとなっている国道236号野塚峠について、1週間以内をめどに解除させると発表した。広尾町内の川見覆道付近の土砂流出は復旧が完了。雪崩の発生で電気室が損傷した野塚トンネルは、道路維持業者や建設コンサルタントによる復旧作業が続いている。
室蘭開建は、室蘭側の橋脚が被災した白老町内の延長109mの竹浦橋について、全面的に架け換えるか、架け換えは落橋の恐れがある室蘭側約50mにとどめ、白老側の約50mは補強で対応することを検討している。室蘭側約50mについては、仮橋設置を担当した岩田地崎建設が近く下部と上部の撤去に取り掛かる予定だ。
北海道開発局は18日、札幌都心をつなぐ創成川通の約4㌔を対象に調査を進めていた構造検討として高架、地下、交差点改良3案の内容を示した。概算費用は地下が1㌔当たり最大約260億円、高架は約180億円、交差点改良が約10億円と試算。2018年度は計画段階評価に入る方針で予算要求し、今後は高架と地下を軸に、それぞれを組み合わせた複数パターンの検討を進める。同評価には最低2年程度が必要で、早ければ20年度にも新規事業化の判断につながる可能性がある。