札幌市は、地下鉄中島公園駅周辺地区のまちづくり基本構想を11月をめどに策定する見通しだ。同地区で計画する新MICE施設整備再検討の現状を踏まえ、これまでに示していた構想案をベースに見直す。ただ、公園北口の先導空間整備は基本構想で定めず、まちづくりの方向性を中心に示す考えだ。
札幌市まちづくり政策局は、アフターコロナを見据えた都心部のまちづくりに向け、土地利用の概況把握や先進事例調査に着手する。新型コロナウイルス感染症拡大に伴う行動やニーズの変容を踏まえ、ウォーカブルなまちづくりの推進を視野に調査結果を今後の都心まちづくりの方向性検討に生かす方針だ。
当別町の町有分譲宅地「ゆとりっち稲穂」が完売間近だ。58区画のうち、19日時点で残り4区画。3区画が契約済みで、1区画も近く契約する見通しとなっている。一体型義務教育学校町立とうべつ学園開校やJR札沼線ロイズタウン駅開業などの決定が影響し、2020年度の販売件数は前年度比4倍の8件。まちづくりが実を結び、住宅需要につながっていることがうかがえる。
留萌市の公共施設整備検討会議でアドバイザーを務める北大大学院工学研究院の小篠隆生准教授は、12日の第2回会議で、まちづくりに果たす図書機能の重要性を説いた。街中に回遊性を生み出す図書の活用方法や、図書を通じた新たなコミュニティーなどを紹介し、同市の将来像の一つとして助言した。
札幌市まちづくり政策局は、真駒内駅前地区のまちづくりに関するサウンディング型市場調査の結果を公表した。作成を進めている2つの土地利用計画案のうち、駅直結化によるにぎわい創出の期待、利便性向上、歩行環境改善などの点で、駅と街区を隔てる平岸通を迂回し、歩行者空間を直結する案の方が望ましく、投資意欲が高かった。