中小企業からの多様な相談に無料で応じ、経営をサポートする組織「k―Biz」が釧路に誕生した。モデルは静岡県富士市の産業支援センター「f―Biz」。 澄川誠治センター長は5月1日に就任会見し、前職で勤務した京都市と福岡市を例に「自分のまちを好きだと言い切る住民が多いまちは勢いがあり、外から見ても魅力的」とし、k―Bizが地域の企業を元気づけることで市民がより釧路を好きになるきっかけになればと抱負を述べた。
「建設業を魅力ある産業に」というフレーズはことしも取材先で何度となく耳にした。聞く度に思うのは何をもって「魅力」なのかということだ。
7月4日。2日から道内に降った豪雨により各地でインフラ被害が発生した。午前10時にオホーツク管内で災害が発生していないか、ツイッターで情報収集を始めた。「オホーツク」「災害」と検索すると「いわね大橋が曲がった」という書き込みが数十件もあった。「橋が曲がるわけがない」と疑いながらも写真を見るとV字に折れ曲がっている。急いで網走建管に電話を入れると、橋が曲がった直後には通行止めを開始していた。
2018年の根室管内、とりわけ北方領土隣接地域は、戦後70年にわたる北方領土問題が大きく動きだした年だった。しかし外交は国家間で進めるものであり、当事者の根室地域は日ロ共同経済活動や領土問題の進展を見守る状態が続いた。