棟晶(本社・札幌)は、地中熱ヒートポンプの冷暖房システムを以前より安価に導入できる次世代型の戸建て商品を開発した。太陽光発電と地中熱ヒートポンプで生活に使う熱と電気を賄う。年間光熱費を大幅に抑えられ、耐震等級3を標準仕様とするため防災力が高い。室内には無垢(むく)材や調湿塗料を随所に使って心地よさを追求。子育て世帯を中心に手の届く高性能省エネ住宅として訴求する考えだ。
システム開発のバーナードソフト(本社・札幌)は、映像監視ができない暗い場所や騒音が激しい工場で採用されている従来の音監視システムに、サーバーなしの単体で使える「エスカレイドコア」を追加した。本体に内蔵したAIが異常な音を検知し、警告音とシステム画面上で管理者に通知する仕組み。持ち運びしやすくなったことから監視の省人化や故障の早期発見を目指す。
日本製鉄は、泊村での鉄鋼スラグ製品「ビバリーユニット」を使った藻場再生プロジェクトについて、ホソメコンブなど海藻の再生を確認したと発表した。地域の水産振興につながるほか、CO₂の吸収・固定作用があることから地球温暖化対策に貢献できるとみている。