鹿追町は、役場周辺エリアに立地する公共施設群のエネルギー消費量を限りなくゼロに近づけるZEC(ゼロ・エネルギー・コミュニティ)化改修を、2024年春にも実施設計と施工一括で公告する見通しだ。発注方式は公募型プロポーザルを想定。24年12月末までに業者を選定し、実施設計に入る。早ければ25年度にも着工し、27年度末の事業完了を目指す。
特別豪雪地帯であり穀倉地帯の岩見沢市で、地域の厄介者である雪や産業廃棄物となるもみ殻を循環利用へ―。岩見沢農高農業土木工学科2年生の自然エネルギー専攻班は、26日にSDGsQUESTみらい甲子園全国交流会で、もみ殻を冷房や暖房の自然エネルギーと肥料に再生させ、野菜類の周年栽培技術として確立した成果をオンラインで発表する。地域の課題解決を図るアイデアとして注目されそうだ。
脱炭素化と産業振興を両立するゼロカーボン産業都市・苫小牧の実現に向け、産学官によるプロジェクトが動き出した。市はエネルギー関連の民間大手や化学工学の学術団体などと連携し、検討組織でロードマップとなる全体構想を策定する方針。中間整理案を年度末にまとめる。既存施設や資源を有効活用し、再生可能エネルギーの製造や供給を目指す。