2021年02月10日 10時00分
北海道労働局が毎月発表している道内雇用失業情勢によると、2020年の建設関連職種の有効求人倍率は、型枠大工・とび工で最高8・35倍、建設・土木・測量技術者で6・27倍と前年を下回ったものの、人手不足の状態が続いている。一方で、建設関連職種の求職者数は増加しつつあり、コロナ禍でいかに採用につなげるかが重要となっている。
2021年02月03日 10時00分
総務省の2020年労働力調査(速報値)によると、道内建設業の就業者数は前年比10・5%減の22万人で、4年ぶりの減少となった。一方、65歳以上の就業者は初の5万人台に乗った。高齢者の就業割合は22・7%と2割を超えていて、この10年で倍増したことになる。コロナ禍による経済沈下に伴って求人倍率が低下するなど労働市場も混迷から脱出できていないのが現状で、建設業の雇用も厳しい情勢が続きそうだ。
2021年01月26日 10時00分
北海道建設業協会は、会員企業を対象とした2020年度景況感等アンケートの結果をまとめた。最も懸念することについては「今後の公共事業の見通し」で前年度より15ポイント伸び37.1%と最も多かった。コロナ禍により国内経済が低迷する中、各社は公共事業の動向を注視している。一方、担い手確保を課題とする回答も一定数あり、20年度の新規卒業者の採用は454人と16年度から右肩上がりの状況が続くなど、若手技術者を求める動きは変わっていない。
2021年01月10日 10時00分
札幌建設業協会は4日、建設業PR漫画「ただいま工事中(施工管理編)」の動画版を公開した。専門業者の工程や安全を管理する現場監督の仕事を紹介。同協会のホームページに動画へのリンクを設定したほか、道内の高校や公共施設にDVDを配布する予定だ。
2020年11月09日 15時00分
デッキプレート専門工事会社の及川鉄工(本社・札幌)は、職人による職人のためのコンサルプロジェクト「職人団」を始動した。人手不足など個人や企業単独では難しい業界課題を全道の職人ネットワークによって解消しようという取り組み。建築廃材を利用した家具や雑貨づくり「リデュースクラップ」と、街の困りごとを日頃の技能で解決するよろず屋鉄工「レスキュア」の2本柱で進める。仕掛け人の宮下陸さん(30)は「職人自身が価値を創造できる集団にしたい」と話す。