2023年01月16日 08時00分

火災の教訓を生かして、しっかり整備し、財政破綻で失ったまちと市民の誇りを取り戻したい―。夕張市は、国登録有形文化財である石炭博物館の模擬坑道を復旧中で、2023年度に防災設備整備を予定している。その一部を寄付金で賄おうと、ガバメントクラウドファンディング(GCF)に取り組んでいる。火災による閉鎖を乗り越え、歴史や文化、この地の誇りを未来につなぐ遺産として、模擬坑道の再開を目指している。
2023年01月12日 08時00分
道環境生活部は、札幌市厚別区の野幌森林公園内にある北海道百年記念塔の解体跡地に設置するモニュメントのデザインを募集している。募集期間は3月10日まで、デザインは6月の審査で決定する見通しだ。
2023年01月03日 09時00分

文化財を後世に引き継ぐ貴重な資料に-。重文旧函館区公会堂の保存修理を記録した映像作品がこのほど、映像文化製作者連盟が主催する映文連アワード2022の部門優秀賞を受賞した。市教育委員会文化財課では「工事が完了した現在は見ることができない貴重な記録。職人さんの優れた技術を映像で見てもらいたい」としている。
2022年11月29日 10時00分

かつて園児の歌声が響いた旧双葉幼稚園舎は、100年間同じ場所で歴史を積み重ねた。国の重要文化財でありながら、地元の音楽家たちがコンサートを開催するなど積極的に活用されている。最近では衛星放送のWOWOW(本社・東京)が企画し、人気ロックバンド・スピッツが同施設で演奏。SNSでも話題となった。建物が持つ独創的な雰囲気を生かし、重文の活用方法として新たな可能性を示した。
2022年11月28日 10時00分

帯広市東部の住宅街、赤いドーム屋根が象徴的な旧双葉幼稚園園舎が完成から100年を迎えた。約4900人の卒園生を輩出し、2013年の第100回卒園式をもって閉園。17年には、十勝管内の建造物として初めて国の重要文化財(重文)の指定を受けた。現在はコンサートなどイベント会場としての側面を持つ。1世紀にわたる園舎の歩みと次の一世紀に向けた取り組みに迫る。