帯広開建は、国営かん排札内川流域地区で2023年度からの調査着手を要望している。農林水産省の23年度農村振興局関係予算概算要求に調査費を計上。調査対象は帯広市、中札内村、更別村、幕別町内の約3万haを想定する。用水需要や既存施設の老朽化などを調査しながら事業計画をまとめ、早期着工を目指す。
帯広開建は2023年度、国営かん排新更別地区の事業着手を目指している。上更別排水路の上流部1.3kmを改修し、新たに4条の排水路(計21.6km)を設ける。初年度の測量設計、土地改良法手続きを経て、24年度にも着工。34年度の完了を予定し、総事業費は150億円を試算する。
上川総合局産業振興部が施工を進めている経営体旭正北中央地区(旭川市)の2023年度事業要望が判明した。要望額は7億3000万円で、区画整理として整地35haと暗渠37ha、用水路2.2km、耕作道2.7kmの整備を目指している。
宗谷総合局農村振興課が所管する道営草地整備豊富西地区(豊富町)の2023年度以降の残事業は、草地整備262.4ha、草地造成6.6haで金額6億8590万円となっている。経年劣化によって不陸や排水不良が生じている草地を改良し、作業効率と経営の安定化を目的とする。事業期間は25年度まで。
旭川開建は、2023年度の概算要求で国営かんがい排水風連多寄地区(名寄市)の新規採択を要望した。総事業費は50億円を試算する。採択されれば真狩川排水路の拡幅と新設に着手。事業期間は32年度までの10カ年を想定する。