2021年07月23日 10時00分
稚内開建稚内港湾事務所が発注した稚内港末広埠頭岸壁改良が、全日本建設技術協会の2020年度全建賞(港湾部門)に選ばれた。既存施設を活用したドルフィン形式で改良し、工期を通常の半分以下に短縮した点などが評価された。
2021年06月08日 10時00分
北海道開発局は、地球温暖化の緩和策として海藻が二酸化炭素(CO₂)を吸収するブルーカーボンに着目し、道内港湾への展開を目指している。2021年度は、釧路港東港区で育成している海藻の自然環境のほか、有機物が混じっている函館港西防波堤の背後盛り土の性質を整理。それぞれでCO₂の固定量の定量化について評価、検討する。
2021年06月01日 15時00分
室蘭市は、室蘭港港湾計画素案をまとめた。物流拠点としての機能強化と大型クルーズ船による交流拠点づくりを柱とし御崎、築地、本輪西地区での岸壁新設を盛り込む。御崎地区は立地企業の物流効率化、室蘭と東室蘭の両市街地との往来を考慮し耐震強化岸壁(特定)とし、水深12m、延長230mの1バースを新設する。31日に開かれる室蘭市地方港湾審議会で審議し、6月の国の交通政策審議会港湾分科会で承認されれば27年ぶりの改定となる。
2021年05月31日 10時00分
北海道開発局は、最先端技術で効率的な物流を実現する高規格ユニットロードターミナル導入の検討に着手する。直轄での導入検討は道内初で、苫小牧港東港区の周文埠頭をモデルに検討を始める。埠頭の一部を拡張整備して、検討に用いるフィールドを確保する計画だ。2021年度は国内、海外の先行事例や技術動向を収集し、埠頭利用者と導入技術に関する協議を重ねる。同港での検討を進め、将来的には道内の他の港湾にも水平展開したい考えだ。
2021年04月29日 10時00分
土木学会北海道支部(島村昭志支部長)は16日、2020年度技術賞を発表した。受賞したのは「胆振東部地震により被災した札幌市清田区里塚地区における市街地復旧事業」「千歳川遊水地群」「羽幌港における離島フェリー動揺対策」の3件。5月14日午後3時から札幌ガーデンパレスで開く総会で表彰する予定だ。