北海道新幹線札幌延伸や中心市街地の再開発で、より高度な都市土木の作業性と安全性が求められ、市場ニーズに合わせたニッチ建機が脚光を浴びる。カツウラ建機(本社・札幌)は狭小現場に有効なボルボ製ホイール式油圧ショベルを取り扱い、一二三北路(同)が施工する札幌市内の現場で使われている。ニシオレントオール北海道(本社・大阪)は米国製の衝突緩衝装置「スコーピオン」を用意し、北海道技建(同・小樽)が道央圏の区画線設置で採用する。
三菱商事や北海道電力などの6社は20日、新千歳空港での水素利活用モデル構築に関する調査事業を行うと発表した。新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)から受託し、期間は6月から2023年3月まで。関係者からの聴取や文献調査を通じて、エネルギー需要を再生可能エネルギー由来の水素で賄うことが可能か調べる。空港や航空燃料を脱炭素化する動きが加速しそうだ。
舗装材料のストレートアスファルトの値上がりが止まらない。ストアスを扱う石油販売業者によると、2022年4―6月は原油相場の高騰を背景に1t当たり2万8000円ほど値上がりしたという。道内のアスファルト合材工場は昨秋から舗装工事会社に単価の引き上げを伝えたが、収まりの見えないコスト上昇に運営は赤信号が付く寸前まで追い込まれている。