ラピダス(本社・東京)による千歳市内での次世代半導体工場新築が進む中、本格稼働を見据えた官民の動きが隣接地の苫小牧市内で活発になっている。同社幹部が苫小牧港を将来的な物流拠点に位置付けたことで、周辺の工業団地で関連産業の工場や倉庫の整備計画が相次いで浮上。AIへの活用を見込み、半導体に関する教育面での基盤も整いつつある。市街地を含め、これらと連動したまちづくりの青写真を描けるかが今後の鍵となる。
中富良野町は、役場周辺にある公共施設の再編を計画している。町立病院の建て替えをはじめ、中富良野小や旧公民館の跡地利用などを検討する。2024年度末までに整備計画を作成し、25年度以降、施設ごとの設計を経て工事を進める。
鷹栖町は、鷹栖地区住民センターふらっとで1日、鷹栖市街地整備に関する住民説明会を開いた。公設民営の商業拠点と公営住宅仮称まちなか新団地の概略プランを説明し、商業拠点は2025年度に、まちなか新団地は26年度着工予定で進めるスケジュールを伝えた。