北見市上下水道局が2022年度に予定している上下水道整備の概要が分かった。上水道の送配水施設に10億7990万円を充て、移設を除き北見自治区で3640m、留辺蘂自治区で160mの配水管布設替えを進める。配水池などの施設整備では北見自治区の中区配水池更新に着工する予定だ。下水道は管渠整備に18億9660万円を投じ、雨水管や汚水管、合流管の新設・改築更新、端野中継ポンプ場電気、機械整備に取り組む。
道は、老朽化する北見農業試験場の改築を2024年度施工で計画している。新庁舎は2階建て、延べ1500m²程度の規模を想定。22年度は基本設計を進める考えで、建設部建築局が近く公募型プロポーザル方式で公告する。改築に当たっては「ゼロカーボン北海道」の実現に向けて、ZEBの可能性も検討する方針だ。
網走市は、下水道事業の呼人幹線管渠布設に着工する。呼人地区から大曲地区につながる汚水の圧送管5.4kmを2条化する計画で、毎年800m程度を布設して6―7年で完成したい考え。マンホールポンプ所も4カ所程度新設する。初弾を4月に指名通知し、5月に入札する見通しだ。
北見市は第2期総合計画の第4次実施計画(2022―24年度)をまとめた。全259事業で、3カ年の事業費総額は406億150万1000円を試算。建設関連では、23年度の基本設計着手を予定する公住若葉団地建て替えや中央大通沿道地区の市街地再開発、22年度に着工する道路維持センター整備に加え、老朽化が進む光西中などの学校施設長寿命化、常呂町スポーツセンターや留辺蘂町体育館といった社会体育施設耐震改修を盛り込んだ。