大阪大と興部町は、バイオガスからメタノールを製造する技術開発と実用化検討を共同で始める。乳用牛などの家畜ふん尿から得られるバイオガスを原料に、メタノールとギ酸を製造。コア技術が確立すれば、町営プラントから年間80㌧のメタノールと400㌧のギ酸が得られると試算している。全国の乳牛や肉用牛135万頭から試算すると約1700億円分(350万㌧)のメタノールに相当し、電力供給が不安定な地域への燃料供給に貢献する技術などとして期待できるという。
アルファコート(札幌市中央区南1条西7丁目1の3、川村裕二社長)が北見市北3条・4条東1丁目地区で計画する第1種市街地再開発事業の推進に関し、地権者の了承を得られたことが分かった。これを受けて同社は、年内に基本計画作成や地権者協議を進める方針。解体を含め2021年秋ごろからの着工、23年5月ごろの完成を想定している。
小清水町は、閉校した小清水高跡地の活用に関する基本構想をまとめた。町民や有識者による北海道小清水高等学校跡地活用検討委員会での意見を基に策定したもの。農作業支援員の冬季雇用に向けたハウス園芸施設や、畑作物や乳製品の加工施設、町民が集まりやすいホールなどを構想しており、現在進めている基本設計などに反映させていく方針だ。
網走市は、老朽化した市役所本庁舎と西庁舎の一体的な建て替えに向けた基本・実施設計を、2020年10月に一括してプロポーザルで発注することを計画している。17日に開催した第1回新庁舎建設基本構想策定検討委員会で明らかにした。20、21年度に設計を進め、22年度に着工し、23年度末の完成を目指すというスケジュールを想定している。