インターステラテクノロジズ(IST、本社・大樹)は、室蘭工大と超小型衛星を打ち上げるための軌道投入ロケット「ZERO」の事業化に向け、技術の鍵を握るターボポンプを共同研究する。21日に札幌市内で記者会見し、ISTの稲川貴大社長と室工大の空閑良寿学長が抱負を話した。ロケット開発のスタートアップを応援する法人サポーターズクラブ「みんなのロケットパートナーズ」の新規加入者も紹介し、萩原建設工業(本社・帯広)や釧路製作所(同・釧路市)など9者の代表が支援を約束した。
インターステラテクノロジズ(IST、本社・大樹)は4日、大樹町浜大樹の同社実験場で観測ロケット「MOMO」4号機を打ち上げると発表した。過去最多の9社がスポンサーとして集まり、宇宙からの紙飛行機飛行や商品の宇宙輸送など商業化に向けた新たな一歩を踏み出す。
大樹町や地元民間企業・団体などが、きょう21日に北海道航空宇宙企画株式会社(HAP)を設立する。所在地は大樹町役場とし、社長には酒森正人大樹町長が就任する見込み。新射場整備に向けた具体的な規模などの調査を担い、整備計画策定後は射場管理運営会社に移行する考えだ。
インターステラテクノロジズ(IST、本社・大樹)は13日、観測ロケットMOMO4号機をことし夏に打ち上げると発表した。5月に国内民間企業の単独開発で初の宇宙空間到達を果たしたロケットの後継機で大幅な変更点はなし。新たに宇宙から紙飛行機を飛ばす挑戦をするなど商業用打ち上げの地位確立も期待される。