道路管理者や鉄道事業者で組織する北海道道路鉄道連絡会議は14日、札幌市内で開いた会合で、2014―17年度に実施したこ線橋の点検結果と修繕状況を報告した。早期に措置を講ずるべき判定区分Ⅲの未対策・未協議橋梁は全道で105橋という状況。長大橋では東日本高速道路北海道支社管理の道横断道黒松内釧路線発寒高架橋上下線2007mのほか、国道5号発寒高架橋上下線441m、道道白老大滝線白老こ線橋334mなどが対策未実施となる。
函館開建は、2020年度の開通を目指す函館新外環状道路赤川IC―函館空港IC間の7・6㌔で、東山大橋(上り)や陣川橋(同)の上部、日吉IC付近の大規模な土工、舗装などを推進する。両橋は橋長100m超のため19年度から2カ年で施工する見通し。残事業費199億円のうち、工事費は150億円を見込んでいる。
室蘭建管は北海道胆振東部地震で被災した上厚真大橋をはじめとする8橋梁の補修方法を固めた。12月中の災害査定対象となる見通しで、補修工事は2019年3月から公告となるもようだ。