ことし1月末に閉店した棒二森屋店跡地の市街地再開発が動きだす。19日、関係権利者らが函館駅前東地区市街地再開発準備組合を設立した。事業協力者は秋ごろ選定する方針だ。理事長には元函館ロープウェイ社長の西野鷹志氏を選出した。
函館市は、6月下旬開会予定の2019年第2回定例市議会に一般、特別会計合わせて19億4400万円を追加する肉付け補正予算案を提出する。函館港若松ふ頭のクルーズ船用ターミナル整備に向けた用地購入費などを港湾事業特別会計に計上。20年度の着工に備える。一般会計では、市民スケート場の設備更新に向けた実施設計費や千代台公園野球場の改修費を盛り込んだ。
函館市は、公共の温泉保養施設南かやべ保養センターと、温泉宿泊施設ホテルひろめ荘の土地・建物を一括して民間事業者に売却する。民営化によって柔軟な経営へ転換し、施設の魅力を高めるのが狙いで、公募型プロポーザルで選定する。最低売却価格は約2億9700万円。応募書類を17日から7月16日まで受け付ける。