2021年01月25日 10時00分

鹿追町は2021年度、3基目となる集中型バイオガスプラント新設に向けて建設地などの調査に入る見通しだ。乳牛の飼養頭数が増加する中で北鹿追、笹川、東瓜幕地区を対象に家畜ふん尿の適正処理を進める。総事業費28億円を投じた瓜幕のプラントを上回る規模を想定。時期は未定だが、早期の着工を目指す。
2021年01月16日 10時00分

鹿追町内の「しかおい水素ファーム」でエアウォーター(本社・大阪)や鹿島(同・東京)などが取り組む家畜ふん尿由来水素を活用した水素サプライチェーン実証事業。町のバイオガスプラントで発生したメタンガスから水素を製造し、遠隔地で利用する試みだ。昨年11月からは、おびひろ動物園に簡易型水素充填(じゅうてん)車で水素を運び、園内の一部電源を賄う。水素社会の実現に向けた動きが加速する中、試みは未来の農村のモデルとして注目される。
2020年10月14日 15時00分

北海バネ(本社・小樽)は、家畜伝染病の防疫対策で低価格の「車両消毒装置」を製造・販売する。消毒液を上下左右24個のノズルで車両に噴霧し、牛や豚、鶏に有害なウイルスが外部から持ち込まれないよう水際で防御する。ウイルスを媒介する野生イノシシの侵入を防ぐため、防護柵の設置を支援する動きが全国で広がる中、スチール柵や防犯カメラを取り扱うなど防疫商品をパッケージ化することで、畜産業者の利便性を高める。