ラピダス(本社・東京)による千歳市内での次世代半導体工場新築が進む中、本格稼働を見据えた官民の動きが隣接地の苫小牧市内で活発になっている。同社幹部が苫小牧港を将来的な物流拠点に位置付けたことで、周辺の工業団地で関連産業の工場や倉庫の整備計画が相次いで浮上。AIへの活用を見込み、半導体に関する教育面での基盤も整いつつある。市街地を含め、これらと連動したまちづくりの青写真を描けるかが今後の鍵となる。
白老町は、旧社台小を2024年度に内部改修して複合施設化する方針を固めた。衛生設備を新しくする想定で、バリアフリー化も視野に入れる。町高齢者大学や総合型地域スポーツクラブ拠点の機能を集約し、25年4月の開業を目指す。
室蘭市は19日、総額829億6500万円となる2024年度予算案を発表した。前年度肉付け補正後を3.6%下回った。一般会計は6.8%減の438億6100万円で、うち普通建設事業費は24.5%減の70億3600万円。知利別3丁目1条橋架け換えに着工するほか、登別市と共同で取り組む学校給食センター新築の基本計画を策定する。
胆振・日高管内土木3官庁の2023年度第3四半期末(4―12月)業者別工事受注実績が本紙集計でまとまった。前年度同期より12者少ない173者が4.1%減の411億9173万円を獲得。北紘建設が首位を維持した。
登別市は、市役所本庁舎移転建て替えの建設費を2024年度当初予算に盛り込む方針だ。4月の発注と7月の着工を目指す。延べ7120m²の規模で、完成は25年度末を見込む。総事業費に68億3000万円を試算している。