寿都町は、樽岸町地区で風力発電所の建設を計画している。発電出力は最大4万9000㌔㍗で、風力発電機は2000㌔㍗級を24基か、3500㌔㍗級14基程度を設置する。2023年春に着工し、おおむね2年程度で竣工させる。
北海道再生可能エネルギー振興機構(札幌)の「北海道小水力フォーラム2018」が20日、札幌市内で開かれ、小水力発電に代表される自然エネルギーを通して地域の活性化を考えた。トークセッションでは、再生可能エネルギーを題材にしたドキュメンタリー映画「おだやかな革命」の渡辺智史監督ら3氏が登壇。地域の自立には農業や漁業の産品と同様、自然エネルギーの持続的な活用が鍵を握ると訴えた。
北海道ガスは27日、2018年3月期中間決算を発表した。家庭用ガス販売量の増加や電力事業の伸びを要因に3期ぶりの増収、5期ぶりの増益となった。電力も上期(4―9月)で前期の年間販売量にほぼ並ぶなど着実に契約を伸ばしている。大槻博社長は「今後、新電力参入企業のオペレーション業務を受注していきたい」と話し、ガス販売で培ったノウハウを生かした多角的な展開に意欲を示した。
新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)と豊田通商など6団体は9月29日、苫前町で町営風車の電力を活用して水を電気分解し、水素を製造する実証事業を開始した。水素は11月から町内の温浴施設でボイラ燃料として使用。2018年10月までデータ分析を行い売電と水素販売の両立可能性を探る。