グリーンテックス(本社・旭川)は、下水処理場から出る汚泥を特殊な発酵促進剤を使って無臭の堆肥に利活用する「Ｇ―ＴＥＸシステム」を開発した。発酵促進剤は100％天然素材で、高い分解力や消臭効果がある。約60日で堆肥化可能なため、広大なヤードを確保するなどの管理負担を軽減できる。下水処理場の臭気対策につながることから、道内外の自治体で広く使ってもらいたい考えだ。

　4月1日付の人事異動で現ポストに就任した、新幹部4人に今後の抱負などを聞いた。

　今金町は、2021年度から5カ年を期間とする公共下水道ストックマネジメント計画の実施計画策定に着手する。委託業務は早ければ5月に指名競争で入札し、年度末までの完了を目指す。20年度予算では750万円を措置している。

　一二三北路(本社・札幌)は、札幌市内の下水道災害復旧工事でＣＩＭとＧＩＳを使った現場管理システムを構築した。グーグルアースプロと公開データの利用により導入費を抑えながら施工状況の「見える化」を実現。防災データと組み合わせることで、地震時の被災箇所を明確にする防災ツールとして役立つ。

　札幌市下水道河川局は、下水道管を流れる下水の持つ熱がどこに、どれだけあるかを示す「札幌市下水熱ポテンシャルマップ」を27日から公開する。市内の下水が持つ熱エネルギーの量や位置を示し、民間事業者による下水熱利用を促進する。