2021年02月06日 10時00分
岩田地崎建設(本社・札幌)に務める建築部工事課の大沢政俊さん(21)は昨年12月、1級建築士に合格した。大沢さんは、同年3月に国家資格認定の専門学校を卒業。建築士試験は2020年度から実務経験を受験要件から除外したため学校卒業後すぐに受けられるようになったが、最年少の20歳(当時)で最終合格率約10%の難関に合格するのは全国でも珍しく大きな快挙だ。
2020年11月09日 15時00分
デッキプレート専門工事会社の及川鉄工(本社・札幌)は、職人による職人のためのコンサルプロジェクト「職人団」を始動した。人手不足など個人や企業単独では難しい業界課題を全道の職人ネットワークによって解消しようという取り組み。建築廃材を利用した家具や雑貨づくり「リデュースクラップ」と、街の困りごとを日頃の技能で解決するよろず屋鉄工「レスキュア」の2本柱で進める。仕掛け人の宮下陸さん(30)は「職人自身が価値を創造できる集団にしたい」と話す。
2020年10月31日 10時00分
プログラム上に第2の新ひだか町をつくる取り組みが進められている。子どもたちにもなじみ深いコンピューターゲーム「マインクラフト」を活用して町内の名所を再現するもので、手掛けるのは北海道情報大の学生だ。完成した舞台は、eスポーツのフィールドとして公開するほか、小学校のプログラミング教材に活用することも視野に入れる。
2020年10月28日 15時00分
二本柳慶一建築研究所(本社・函館)は、函館工高が取り組む函館駅前の街区模型製作を通じた街並みの研究に協力している。両者ともに初の試みで、同社は建築科3年生を受け入れ、建物構造分析の仕方などを指導。まちの現状を知ってもらうとともに、魅力ある街並み形成に向けた検討などを通して建築の面白さを伝え、これからの建築に携わる人材として育てるのが狙いだ。
2020年10月17日 10時10分
次代を担う若者の入職が減少傾向をたどり、高齢化が進む大工―。道内でも大工の担い手不足は喫緊の課題となっているが、武部建設(本社・岩見沢)は現在5人の見習い大工を三笠作業所で育成中だ。武部豊樹社長は「自ら育てる」をキーワードに育成と採用を推し進め、キャリアパスを見据えた大工の社員化を図る。見習い若手大工は「大工の仕事が好き」と胸を張り「現場は想像以上に楽しい場所。まずは飛び込んでみてほしい」と入職を呼び掛けている。