岡田建具製作所(本社・恵庭)は、道産木材を中心としたドアや収納棚などを製作する造作建具・家具の会社だ。機械化を20年ほど前から段階的に進め、業界では珍しい平均年齢42歳の若い職場環境を築いている。小泉雅博社長は2代目で、外資系保険会社からの転身という異色の存在。ものづくりへの思いは熱く、長年培った技術力と信用力に、開発力や提案力を掛け合わせることで、新たな風を巻き起こそうとしている。
FJコンポジット(本社・千歳)は、複数の違った材料を組み合わせて新しい材料を作る「複合材料」の開発・製造会社。5G通信基地局のデバイスで使われる半導体用ヒートシンク(放熱材料)や、電気自動車のパワーコントロールユニットに使うセラミック絶縁回路基板などを手掛ける。顧客は世界各国にわたり、コロナ禍でも引き合いは強い。津島栄樹社長は「いずれもクリーン社会に貢献できる技術。もうけではなく、社会に貢献できるかどうかで今後も仕事を決めたい」と話す。
現場内を飛び回るドローンを操る櫻井千田(本社・奈井江)事業推進室の佐々木悠香さん。彼女は2年前まで、ドローンに触ったこともない事務員だった―。
この記事は北海道建設新聞2021年06月21日付2面に掲載されました。閲覧は新聞本紙か、e-kensinプラスの記事検索コーナー、またはe-kensinマップをご覧ください。