2021年06月20日 10時00分
熟練の型枠大工職人の減少や高齢化の課題を解消し、ピンチをチャンスに―。
リフォームや新築住宅、高層建築物の型枠工事などを手掛けるハタダ(本社・滝川)は、コンピューターによる自動型枠加工機を導入した。コンピューターとライン化で型枠の加工作業のほとんどを自動化したシステム。熟練の技術が必要な階段の型枠も製作でき、短時間に広範囲の現場に対応する型枠製作が可能だ。芳賀美津男社長は「時間短縮や省力化、生産力の大幅アップにもつながる」と期待を寄せている。
2021年06月01日 10時00分
道経済部のまとめによると、2020年度の企業立地件数は62件で前年度の94件から激減し、11年度と同水準になった。新型コロナウイルス感染症の影響で、計画先延ばしや見直しの動きがあったことが要因。道外企業の進出は4割減の18件だった。一方、コロナ禍の中でサプライチェーン再編や、デジタル・トランスフォーメーション(DX)、脱炭素化の動きが加速。道では今後、こうした動きを捉え再生可能エネルギーを活用したデータセンター、未来技術の研究開発・製造拠点の誘致などに力を入れる考えだ。
2021年05月25日 12時00分
北斗徽章(ほくときしょう、本社・札幌)は、社章のピンバッジや名入れした卒業記念品などを製造・販売する会社。最近はプロスポーツチームの公式グッズにも力を注ぐ。社長の奈良伸一さんは「人々の記念や感動を具現化するのが僕たちの仕事」と話す。
2021年05月22日 10時00分
建設業界で銀行からの資金の借り入れが急増している。北洋銀行と北海道銀行の2021年3月期決算によると、建設業向けの貸出金残高は21年3月末時点で2行合計3894億円に達し、半年前より327億円、1年前より994億円増えた。長引くコロナ禍で今後の受注見通しが不透明感を増し、資材コストや人件費が上昇傾向にある中、手元資金を早めに確保しようとする経営者心理が表れているもようだ。
2021年05月18日 10時00分
イオン北海道副社長の出戸信成氏(55)が18日の株主総会で退任する。旧札幌フードセンター創業家出身の同氏は、北海道ジャスコとフードセンターの合併でできたマックスバリュ北海道で2012年11月に社長に就任。最終期となる20年2月期には過去最高の経常利益を上げ、イオン北海道との統合に至った。退任を前にこれまでを振り返ってもらった。