稚内開建は、稚内市の東浦漁港で進めている直轄特定漁港漁場整備東浦地区の2023年度以降残事業費としてマイナス3.5m岸壁改良など約11億7000万円を試算している。岸壁に屋根を新設してホタテ貝陸揚げ時の衛生管理対策や、大規模災害発生時の漁業活動早期再開に向けた液状化対策を施す。事業期間は24年度までを予定している。
函館開建は後志利別川河川整備計画の見直しに向けた検討に入った。8月に発生した洪水などを踏まえ、計画策定時からの情勢変化に対応するため。原案作成に向け、9日に今金町内で第3回後志利別川整備計画検討委員会を開き、学識者らからの意見を聞き取った。
留萌開建は、小平町で事業展開している国道232号小平防災の2023年度以降残事業費に約120億円を試算している。日本海からの暴風による越波対策を推進するため、現道をかさ上げする。月内に起点となる大椴側で掘削に着手し、23年度から本格化させる。
旭川開建は、2023年度の概算要求で国営かんがい排水風連多寄地区(名寄市)の新規採択を要望した。総事業費は50億円を試算する。採択されれば真狩川排水路の拡幅と新設に着手。事業期間は32年度までの10カ年を想定する。