2019年度、道東の6市町で消防庁舎の建て替え事業が進んでいる。多くは築40―50年を迎えた庁舎が施設の老朽化により改築するものだが、背景には津波浸水想定区域からの移転や時代とともに大型化、多様化した消防車両への対応など特殊な事情が潜んでいる。
小樽市が、参加辞退に伴い2月6日開札を中止していた、重要文化財旧日本郵船小樽支店大規模改修の再指名は4月以降となる見通しだ。関係部署や文化庁と設計内容の再調査が必要なことから、年度内の日程が厳しいため。議会承認が必要なため、今後は6月までの開札を目指すとみられる。
津別町は、老朽化した役場庁舎と議会議事堂、林業研修会館を統合し、一体的に建て替える新庁舎の建設費を9月の定例町議会に追加補正予算として提案する考えだ。実施設計は随意契約で4月ごろにもアトリエブンクに発注する。2019年度の当初予算案に5451万円を計上してある。
室蘭市は2019年度、(仮称)環境科学館・図書館建て替えに着工する。当初予算案に事業費7億5422万円を計上。本体工のほか展示、プラネタリウム部分を並行して進める。26日開会予定の第1回定例市議会での予算案可決後、入札方式を固め、年度明け早々に発注する考えだ。