名寄市は6日、市役所で定例記者会見を開いた。ことし12月末で閉鎖する王子マテリア名寄工場跡地の活用について加藤剛士市長は、引き続き物流拠点や再生エネルギー生産基地などの誘致を含めて王子マテリアと協議していく考えを示した。
4月の道内ガソリン価格は、新型コロナウイルスによる経済停滞の影響で世界的な原油相場の下落を受け、値下がり傾向を示した。札幌市内のガソリンスタンドは1㍑当たり142円が中心値で、135円前後の安値も散見される。春の大型連休中は外出自粛のほか天気も崩れそうなため、石油販売業者からは落胆の声が多く聞かれる。
北見工大環境・エネルギー研究推進センターは、2020年11月に十勝沖海底で採取した表層型メタンハイドレートから、水素とカーボンナノチューブの生成に成功した。北見工大は、今回得られた成果を社会実装できれば、将来の水素原料の安定供給に役立つことが期待されるとしている。
利尻町と奥尻町は、環境省から受託した2020年度浮体式洋上風力発電による地域の脱炭素化ビジネス促進事業に基づき、洋上風力発電の導入可否を含めた調査・検討を開始する。調査期間は20―23年度の4カ年で、地元関係者らで構成する検討会も発足させる。導入が決まれば道内離島では初めての事例となる。
中山組(本社・札幌)は、バイオマス燃料事業に参入する。マレーシアに設立したグループ会社を通じて、現地産のバイオ燃料、パームヤシ殻(PKS)を日本の商社向けに輸出する。現在ヤシ殻の調達を進めていて、早ければ8月にも初出荷する見通しだ。数年内に年間売上高2億円を目指す。環境分野でSDGs(持続可能な開発目標)への貢献を打ち出すと同時に、新たな収益源を育てる。