網走建管は芭露漁港の水産物供給基盤機能保全について、2023年度はマイナス3.5m航路3000m²を対象に浚渫する予定だ。22年度は早水組・北英建設共同体がマイナス3.5m航路2836m²の浚渫を1億8750万円で落札した。26年度の完了を目指す。
北見市は、2023年度の道路メンテナンス補助を活用した橋梁長寿命化関連の1次要望として4億円程度を積み上げている。北見自治区にある中富橋や留辺蘂自治区の瑞穂橋など5橋の補修を盛り込んだほか、継続の朝日橋架け換えで、床版や橋面の工事に着手する考え。秋にも本要望を挙げる見通しだ。
遠軽町は公共施設個別施設計画を策定した。期間は2022―29年度の8年間。対象285施設のうち、耐用年数を超えて使用できるよう大規模改修する「長寿命化」は、町図書館をはじめ、丸瀬布森林公園いこいの森や清川浄水場など18施設に上る。老朽化が進んだ施設を建て替え、原則として床面積を縮小する「更新」は、町役場総合庁舎のみ。財政効果は22―31年度の試算額で、単純更新だと297億円必要になるが、本計画の方針を実施した場合は176億円となり、120億円程度削減できるとした。
網走開建が所管する直轄農業農村整備の2023年度以降残事業費は406億3400万円となる見通しだ。22年度に八十士地区が完了すれば7地区となる。斜里飽寒別地区が最多の128億5000万円、北見二期地区が87億3300万円と続く。