北海道建設業協会は、道内建設業の労働環境に関するアンケートをまとめた。月当たりの平均残業時間数は、現場で「15時間以上30時間未満」「30時間以上45時間未満」がそれぞれ3割を占める。上限規制で原則上限とする45時間を超えるのは14.6%と、前年度と横ばい。従業員の賃上げについては基本給のみの引き上げが65.2%。これを含め9割以上が何らかの形で引き上げた。
各現場を飛び回り、建設業界を支えている一人親方。2023年4月から労働安全衛生法の改正で、請負人の定義に労働者を使用しない個人事業者も含まれることになる。法に守られていなかった一人親方の安全が確保される一方、現場での情報共有などが一層求められるようになるほか、元請けにとっても安全教育の義務が増えることになる。両者のさらなる安全への意識向上が求められている。
上士幌町内の企業滞在型交流施設「にっぽうの家」のオープンから半年がたった。博報堂グループのスパイスボックス(本社・東京)が運営を担い、宿泊だけでなく交流イベントなどを企画。町内外から人を呼び込む施設として、隣接する道の駅との相乗効果を発揮している。ワーケーションやイベントを通じた関係人口創出に挑んでいる。