道水産林務部は、全道の農業高校生や林業従事者らから作品を募集していた「『森林(もり)の担い手』写真コンクール」の入賞作品として学生の部4点、一般の部1点を選んだ。同部は作品を使用したカレンダーや名刺のひな形データを作成し配布していて、担当者は「利用してもらうことで林業を身近に感じてもらえれば」と話している。
道内自治体で地域木材利用の機運が高まっている。道と幌加内町に次いで、新たに新十津川町が地域材利用推進方針を改正し、整備する公共建築物を原則全て木造化する。道が公表した地域材利用推進方針に準拠した。「原則全て」ではないものの、13市町が「積極的に」「可能な限り」木造化を図るよう改正している。非住宅物件での道産材利用拡大が期待される。しかし生産体制への不安をはじめ解決すべき課題は多く、道や市町村の実行力が問われる。
奏でることで森を維持する―。札幌のウクレレ工房「クワイアン」が道産木材を使ったウクレレを製作・販売している。きょう1日には、指板とブリッジに初めて道産桜材を使ったスルーネックコンサート「蝦夷桜」を発売した。同社の宮城英輔社長が「圧倒的な音量、音色で気持ちよく弾ける」と評価する出色の出来だ。