牛乳を飲んで地元農家を応援したい―。上田組(本社・標津)は地域の農業を支えるため、グループ企業を含む全従業員分の牛乳を毎週購入することにした。初回の19日は200㍉㍑パック400個を本社や現場事務所に配った。
北海道建設新聞社は、2019年度のゼネコン道内受注高ランキングをまとめた。首位は仮称・北海道ボールパークなどを受注し約690億円に達した大林組。企業単独の受注額としては、調査の集計方法を暦年から年度に変更した07年度以降で最高額となった。以下は大成建設、岩田地崎建設、戸田建設と続き、上位4位までが300億円以上を確保した。上位10社は道内企業と道外企業とで半々。大林組と戸田建設が07年度以降の過去最高額を更新した。上位50社の受注総額は18年度比12.2%減の6792億7479万8000円。民間建築が過去最高額だった18年度に次ぐ約3800億円を積み上げたことにより、受注総額も過去2番目に高い数字となっている。
道内食品小売大手のアークス、イオン北海道、コープさっぽろの2020年度設備投資は3グループ合計で約250億円を見込んでいる。新規出店は合わせて5店舗を計画し、既存店舗の改装や老朽化施設の修繕に多くの費用を計上。一方で新型コロナウイルスの感染拡大により建築資材の確保や人手不足を不安視する声は多く、今期中の工事を見送る可能性もある。