帯広開建が進めている十勝川水系直轄河川改修の2022年度以降残事業費は、888億5000万円を見込んでいる。うち工事費は512億600万円と試算。本工事費は496億5800万円に上り、河床掘削量は約217万m³とみる。このほか付帯工事として道路橋架け換え2橋を計画。総事業費は近年の物価上昇を踏まえ、前回事業再評価の16年度時点より120億5000万円増の1689億9700万円となった。
国土地理院は7、8日の両日、地理空間情報の利活用策を紹介する「Geoアクティビティコンテスト2021」を東京都内で開き、審査で高評価を得た8者を表彰した。北海道建設新聞社が発表した「建設ニュースを地図で発信e―kensinマップ」は地域貢献賞に選ばれた。
道東自動車道のトマムIC―十勝清水IC間の仮称・新得スマートIC設置に向けた準備会が29日に発足する。準備段階調査の採択から3カ月半を経て、事業化にまた一歩近づいた。地元新得町では、スマートICとの相乗効果を図る道の駅新設を見据える。佐藤博行副町長は「準備会をスムーズに進め、早期事業化に向け努力する」と決意を新たにした。
北海道開発局は、建設コンサルタント業務などの指名業者審査基準を策定・公表した。具体的な指名業者の審査基準を新たに盛り込み、通常指名競争入札の客観性と透明性を確保。1次―2次選定を通過した業者を入札・契約手続き運営委員会が決定する流れとしている。
北海道開発局は15日から20日までの間、開局70周年を契機とした「北海道開発のあゆみパネル展」を開催する。展示場は札幌駅前通地下歩行空間(チ・カ・ホ)の北1条イベントスペース。直轄事業の効果発現を視覚的に訴えるため、事業前、事業後の風景写真を比較して展示。公共事業の必要性をあらためて発信する。